私と二人の物語
まずは、彼女に大切な人がいたことがショックだった。

そして、そこに書かれていたことに愕然とした。

「なんてことだ…この二人は…」


篠田はノートをもう一度見た。


「なんてことだ…」

彼は同じ言葉を繰り返した。


彼女に大切な人がいたということだけでも胸を締め付けたが、そんなことよりこの不幸な出来事の結末だった。

二人をこのままにしていていいのか…

それを考えると、篠田は胸が苦しくなった。
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