私と二人の物語
第4章
ある日の朝。
朝ごはんを食べて部屋に戻ると、ケータイに悟から着信が着ていた。
まだ開いてないけど、その淡い黄緑の点滅は唯一設定した悟からの着信。
既にメアドも番号も教えておいたけど、電話のはずはない。
多分メール。
私はケータイを手に取ると、その小さな着信ランプを少しの戸惑いと期待で見ていた。
挨拶だけのメールとかが頻繁になると、父に見つかる可能性が高くなる。
でも、誰かからメールが来るという感覚も久しぶりで、わくわくする気持ちも確かにあった。
あの事故の後、心配する友達や知り合いからの電話やメールが続いたけど、その時に頭痛がしたりして、私はそれらにうまく対応できなかった。
だから、彼らも逆に気を使ったのか、ほとんど連絡して来なくなった。
それがもう2年続いている。
だからこそ、今となっては、その小さな点滅が暖かいものだった。
朝ごはんを食べて部屋に戻ると、ケータイに悟から着信が着ていた。
まだ開いてないけど、その淡い黄緑の点滅は唯一設定した悟からの着信。
既にメアドも番号も教えておいたけど、電話のはずはない。
多分メール。
私はケータイを手に取ると、その小さな着信ランプを少しの戸惑いと期待で見ていた。
挨拶だけのメールとかが頻繁になると、父に見つかる可能性が高くなる。
でも、誰かからメールが来るという感覚も久しぶりで、わくわくする気持ちも確かにあった。
あの事故の後、心配する友達や知り合いからの電話やメールが続いたけど、その時に頭痛がしたりして、私はそれらにうまく対応できなかった。
だから、彼らも逆に気を使ったのか、ほとんど連絡して来なくなった。
それがもう2年続いている。
だからこそ、今となっては、その小さな点滅が暖かいものだった。