私と二人の物語
「やっぱり何度来ても気持ちいいな」
悟のその台詞に私は気を取り直して、笑顔で並んだ。
当たり前だけど、山の上はかなり空気が冷たかった。
厚手のコートを着てきたとはいえ、風があると隙間から入ってくる。
でも、今日は風も穏やかで、陽射しも暖かかった。
「ほんと、気持ちいいね~」
私もそう言う感じ。
私たちは笑顔を零しながら、ショップの中に入っていった。
雑貨とかを見て回ったあと、私たちは視線だけで思いは一致したように、外に足を向けた。
その雑貨屋を出るとすぐ左手に小さな塔が建っている。
まずは、その塔の螺旋階段を登った。
前をゆっくり歩く悟がちらちらと私を気にする。
(そんなに不器用じゃないよ…)
私は苦笑しながらも足元に気をつけながら登った。
塔の上からは、展望テラスの建物の向こう側に、この季節の澄んだ空気でくっきりと鮮やかな街が広がっていた。
濃い青空と手前の山の深い緑とのコントラストが視覚を通して心地良さを伝えた。
「うわぁ、やっぱりすごいね」
「そうだな」
悟も少しその景色に気を取られながら答えた。
まだ、街はグレーだけど、夜はこれが光の帯に変わって、夜景の中に建物が浮いているように見える。
まあ、この風の冷たさの中ではそこまで待てないけど。
また、来ればいいだけ…
悟のその台詞に私は気を取り直して、笑顔で並んだ。
当たり前だけど、山の上はかなり空気が冷たかった。
厚手のコートを着てきたとはいえ、風があると隙間から入ってくる。
でも、今日は風も穏やかで、陽射しも暖かかった。
「ほんと、気持ちいいね~」
私もそう言う感じ。
私たちは笑顔を零しながら、ショップの中に入っていった。
雑貨とかを見て回ったあと、私たちは視線だけで思いは一致したように、外に足を向けた。
その雑貨屋を出るとすぐ左手に小さな塔が建っている。
まずは、その塔の螺旋階段を登った。
前をゆっくり歩く悟がちらちらと私を気にする。
(そんなに不器用じゃないよ…)
私は苦笑しながらも足元に気をつけながら登った。
塔の上からは、展望テラスの建物の向こう側に、この季節の澄んだ空気でくっきりと鮮やかな街が広がっていた。
濃い青空と手前の山の深い緑とのコントラストが視覚を通して心地良さを伝えた。
「うわぁ、やっぱりすごいね」
「そうだな」
悟も少しその景色に気を取られながら答えた。
まだ、街はグレーだけど、夜はこれが光の帯に変わって、夜景の中に建物が浮いているように見える。
まあ、この風の冷たさの中ではそこまで待てないけど。
また、来ればいいだけ…