私と二人の物語
「からくり箱?えっと、あちこちスライドさせたりして開け方が難しいやつだよね?」
私は勉さんが開けようとしているその黒っぽい箱を見ながら悟に聞いた。
「それは秘密箱。からくり箱というのは、押したり、揺らしたり、開け方そのものがパズルになっているやつだよ」
勉さんはしばらく開けようとしていたが、諦めたのか、その箱を持ってカウンターから出てきた。
そして、テーブルの上のやはりアンティークな感じの厚めの敷物の上に置いた。
「悔しいが開かないな…」
「だろ?俺も知っている限りの開け方を試してみたんだけどさ」
「だな」
勉さんも頷いた。
そして、二人で考え込んでいた。
私は勉さんが開けようとしているその黒っぽい箱を見ながら悟に聞いた。
「それは秘密箱。からくり箱というのは、押したり、揺らしたり、開け方そのものがパズルになっているやつだよ」
勉さんはしばらく開けようとしていたが、諦めたのか、その箱を持ってカウンターから出てきた。
そして、テーブルの上のやはりアンティークな感じの厚めの敷物の上に置いた。
「悔しいが開かないな…」
「だろ?俺も知っている限りの開け方を試してみたんだけどさ」
「だな」
勉さんも頷いた。
そして、二人で考え込んでいた。