私と二人の物語
その後、つくしさんがお茶を持ってきてくれたけど、悟と勉さんはそっちのけで、しばらくさっきのようにいろいろ意見を出し合っていた。

私と目の前に座ったつくしさんは、少し蚊帳の外になっていた。

「楽しい?」

つくしさんが私を見た。

「う~ん…」

つくしさんの質問に私は唸った。

「眉間にシワが寄ってるよ」

「だよね」

そんな感じなので、私はつくしさんに彼女の大学のこととかを聞いていた。

その後、結局、業界仲間やからくり箱を作っている職人に聞いてみるということで終わった。
< 86 / 317 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop