私と二人の物語
第7章
とある日の夕食後、その日の物語を書いていると、ケータイが震えた。
その点滅の色は普通のメールだった。
それを開くと北山先輩だった。
ズキン…
(また…)
これはあの事故の後の、友達からのメールや電話の時と同じ感じだった。
とりあえず、頭を押さえながらメールを開くと、
「会わないか?」という内容だった。
私はケータイの先を顎に当てながら、
「どうしよう」
と、呟いた。
今は悟がいる。
しばらく、ケータイをつんつんと当てながら考えていた。
でも、北山先輩にはきっと彼女がいるだろうし、この前久しぶりに会ったから思い出話がしたいだけだろうと思った。
本当は、『今』じゃなければ、こんなに嬉しいことはなかった。
確かに高校時代は憧れの人で、仮にいい雰囲気になれたとしても、今となっては先輩とは付き合う訳にはいかないのはわかっている。
そう考えると少し安心できたので、会うことにした。
先輩は明日が休みだというので、その午前中に約束した。
そうすれば、その後普通に悟のところにも行ける。
場所の指定はハーバーランドだった。
そういうデートっぽいところは少し気になったけど、近場で誰かに会わないかと心配するよりはいいかと思った。
ハーバーランドは最近開発されたショッピングモールが建ち並ぶ界隈だ。
その点滅の色は普通のメールだった。
それを開くと北山先輩だった。
ズキン…
(また…)
これはあの事故の後の、友達からのメールや電話の時と同じ感じだった。
とりあえず、頭を押さえながらメールを開くと、
「会わないか?」という内容だった。
私はケータイの先を顎に当てながら、
「どうしよう」
と、呟いた。
今は悟がいる。
しばらく、ケータイをつんつんと当てながら考えていた。
でも、北山先輩にはきっと彼女がいるだろうし、この前久しぶりに会ったから思い出話がしたいだけだろうと思った。
本当は、『今』じゃなければ、こんなに嬉しいことはなかった。
確かに高校時代は憧れの人で、仮にいい雰囲気になれたとしても、今となっては先輩とは付き合う訳にはいかないのはわかっている。
そう考えると少し安心できたので、会うことにした。
先輩は明日が休みだというので、その午前中に約束した。
そうすれば、その後普通に悟のところにも行ける。
場所の指定はハーバーランドだった。
そういうデートっぽいところは少し気になったけど、近場で誰かに会わないかと心配するよりはいいかと思った。
ハーバーランドは最近開発されたショッピングモールが建ち並ぶ界隈だ。