年上彼は大人すぎる
ある日の休憩時間一緒に話してたら亜里沙が急に立ち上がって、

「うち、巧先輩に告白する!!」

「「マジで!!」」


美里とハモってしまった。


「だって、美里や理那は先輩たちと仲いいけどうちはまだ進展ないし…だったらさっさとコクっちゃえ!!みたいな?」


「っておい!!進展してから告白するだろ普通!!」

私は亜里沙に軽くツッコミをした。


「まぁ少女マンガとかでもよくあるしいいんじゃないの?」

美里…少女マンガって…。

「絶対に告白するから!!目指せ彼女!!」

亜里沙はする気満々だし…僕なんだかすごく疲れたよ…パト○ラッシュ…(ってフラン○ダー○の犬かよ!!)

亜里沙は早速メモ帳を鞄から取り出して告白の仕方を考えてる。

里美も一緒になって雑誌を出して占いのページを見入ってる。

私は…美里の持ってきた雑誌の恋愛系のページを見て亜里沙にアドバイスしてる。

私は…巧先輩のこと好きだけど…あきらめた。

亜里沙の方が大事だから…今の私にっとって恋愛より友情だから。


亜里沙はマジで告白したらしい。


結果は振られたらしい…見てればわかる。


あんな落ち込み方しないよ普通。


机に倒れこんで口から魂が出てきてるし。


「振られたんだな…」


私の考えが甘すぎたみたいだ…。





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