恋ノ音
♢ ♢ ♢
しばらくして、私達は集合場所であるホテルに戻ってきた。

そこには亮太くんの姿もあり安心する

「亮太くん!」

私は亮太くんの元に駆け寄った

「大丈夫だった?」

そう声をかけると少し気まづそうに目をそらす亮太くん

「特に何もねぇよ」

「よかっ...」

「なんだその言い方は」

良かったと言いかけた私を遮って拓くんがそういった

「元はと言えば勝手に行動したことが招いたことだ。何か理由があったにせよ、まずは先生に謝るべきだ。」

そう言われた涼太くんは唇を噛み締め

「すみませんでした」

私にそう頭を下げた。

「まあ、勝手に行動したことは反省してね。あと、後で何があったか教えてね」

そう言い、亮太くんを部屋に返した。
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