恋ノ音
ガチャ

「遅れてすいません。」

そう言い、誰かが入ってきた。
無意識にそちらに視線を向けて絶句した。

「拓、くん…?」

拓くんはこちらに視線を向けて、、、
   
  スッと逸らした。


まるで、全く知らない人を見たかのように……

「あれ?高橋先生と黒澤って知り合い?」

私の声に気付いた爽やか先生がそう言った。

「え、いや、、その」

なんて答えるか迷っていると

「いえ、知り合いじゃありません。」

そんな拓くんの声が聞こえてきた。
< 5 / 122 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop