恋ノ音
「こ、校長…」

田山先生は、ひどく慌てていた。

「あなたは、こんなときに権力を使うんですか?」

そう言う武瑠校長は笑っていたが、周りのオーラは凍りついていた。

「いや、それは、」

「今後、絶対にないように、もしあった場合は、その座から下ろしますよ?
他にもたくさん代わりの人がいるんですから。」

そう言いはなつと、

「行こう」

そう言って教官室を出た。
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