恋ノ音
愛香side

夢を見た。

拓くんが背を向けて行ってしまう、手を伸ばしても届かない、

でも、戻ってきて手を握ってくれる、そんな夢。

「ん…」

目を開けると、見慣れない天井、

あれ、ここって…?保健室…?

私、どうしてここに?

不思議に思い、ふと横を見ると、薬とメモがおいてあった。
< 86 / 122 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop