ボクはキミの流星群
「フワァ」
ゲップの次はあくび。
意外と生理現象は人間と変わらなく、わたしたち人間とだいたい同じ臓器のつくりみたいだ。
今日は結構振り回しちゃったかな。きっと疲れているんだよね。
浴槽のお湯がちょうどいいくらいに湧いてきた頃、今にも眠りについてしまいそうなピロの目が、すでに閉じかけ始めていた。
部屋に連れていってあげようか。そんな勝手なこと許されるのかわからないけれど。
スッとおんぶしてみると、やっぱり体重は軽くて、すぐに持ち上がった。
しかし身長はわたしとあまり変わらないため、おんぶしても体がほとんどはみ出していた。
──ドクドクドクドク
この音はきっとピロの心臓の音。それは、わたしの背中の奥まで響いてくる。
ピロも生きているんだなって、その音から何度も確認する。
そしてなんだか耳元がくすぐったいなと思っていると、ピロが寝息を立て始めていたのがわかった。
おんぶしているため寝顔はよく見えなかったけど、絶対かわいいんだろうなと思いながら階段に足をかけた。
階段を上り終えると、左にある小さな部屋に入る。ここがわたしの部屋。
奥の方にベッドが置かれていて、手前の方にクローゼットやら収納家具が置かれている。
とりあえずピロをその場のベッドに寝かせるけど、さすがにシングルベッドに二人で寝るのは、いくら宇宙人だったとしても抵抗があった。
まぁまだ性別はわかっていないけど。
そうだ。こういう時に布団は用意されているんだ。
確か隣の部屋の押入れの中に、布団や枕などが入っていたような気がする。その隣の部屋は、誰の部屋でもなく、物置にされていた。
もしかしたらその部屋が、死んでしまったお父さんとお母さんの部屋だったのかもしれない。
ゲップの次はあくび。
意外と生理現象は人間と変わらなく、わたしたち人間とだいたい同じ臓器のつくりみたいだ。
今日は結構振り回しちゃったかな。きっと疲れているんだよね。
浴槽のお湯がちょうどいいくらいに湧いてきた頃、今にも眠りについてしまいそうなピロの目が、すでに閉じかけ始めていた。
部屋に連れていってあげようか。そんな勝手なこと許されるのかわからないけれど。
スッとおんぶしてみると、やっぱり体重は軽くて、すぐに持ち上がった。
しかし身長はわたしとあまり変わらないため、おんぶしても体がほとんどはみ出していた。
──ドクドクドクドク
この音はきっとピロの心臓の音。それは、わたしの背中の奥まで響いてくる。
ピロも生きているんだなって、その音から何度も確認する。
そしてなんだか耳元がくすぐったいなと思っていると、ピロが寝息を立て始めていたのがわかった。
おんぶしているため寝顔はよく見えなかったけど、絶対かわいいんだろうなと思いながら階段に足をかけた。
階段を上り終えると、左にある小さな部屋に入る。ここがわたしの部屋。
奥の方にベッドが置かれていて、手前の方にクローゼットやら収納家具が置かれている。
とりあえずピロをその場のベッドに寝かせるけど、さすがにシングルベッドに二人で寝るのは、いくら宇宙人だったとしても抵抗があった。
まぁまだ性別はわかっていないけど。
そうだ。こういう時に布団は用意されているんだ。
確か隣の部屋の押入れの中に、布団や枕などが入っていたような気がする。その隣の部屋は、誰の部屋でもなく、物置にされていた。
もしかしたらその部屋が、死んでしまったお父さんとお母さんの部屋だったのかもしれない。