PLAYTHING!!
「あとは、量が多い。もっと少ない方がいいと思う」



「いいと思うじゃなくていいんでしょっ。なに回りくどい言い方してんのよっ」



あんまり文句が多いからつい声に出して言い返してしまった……。



そしたら、



「揚げ足取ったな? へぇ……いい度胸だなぁ?」




悪魔の逆鱗に触れたらしく、ものすごい引きつった笑顔でわたしを見てる……。



「いえ……。悪魔様の仰るとおりです……」



こう言って、丁重に謝罪したにも関わらず、


「…………」


「な、なに?」



悪魔はめっちゃ不機嫌そうな顔でわたしを見た。



「人のこと悪魔悪魔って……」


しまった……。


つい本人に面と向かって悪魔って呼んでしまった……。



ヤバいよわたし!!



「ご、ごめんなさい~伊崎くん」



慌てて本名で謝ってみるけど、



「……そっちかよ」


聞こえるか聞こえないかくらいの小さいな声で悪魔が呟く。


そっちって、どっちよ……。


まさかまさか……、


「り、理緒くん?」


こっちがいいとか……?



……いや、有り得ないよねぇ~。

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