PLAYTHING!!
そして、到着。
伊崎邸の理緒くんの部屋。
……あぁ。
ここに来るたび思う。
これって乙女のピンチッ!?
うぅ……。
こんな形で一生一度きりを使いたくないよ~~!!
内心冷や汗かきまくりのわたしを余所に、
理緒くんは何にも言わないで、
テーブル一杯に次々と問題集やら教科書やらを広げていく。
そして、
「おらっ。教科書開け」
シャーペン片手に、
メガネを光らせる理緒くんが目の前に……。
「とりあえず基礎から……」
ペラペラと教科書をめくっていく理緒くんを思わず見つめてしまう……。
そしたら、
「なに?」
めっちゃ鬱陶しい顔でわたしに目を向けてきた。
「だって……メガネ」
「誰がガリ勉だっ!」
「痛ッ! 何も言ってないでしょ!」
容赦なくデコピンされたわたしは、思わず声をあげた。
「本読むときだけだ」
最初からそう言ってよ……。
ジンジンするおでこを押さえながら、理緒くんを軽く睨んだ。
伊崎邸の理緒くんの部屋。
……あぁ。
ここに来るたび思う。
これって乙女のピンチッ!?
うぅ……。
こんな形で一生一度きりを使いたくないよ~~!!
内心冷や汗かきまくりのわたしを余所に、
理緒くんは何にも言わないで、
テーブル一杯に次々と問題集やら教科書やらを広げていく。
そして、
「おらっ。教科書開け」
シャーペン片手に、
メガネを光らせる理緒くんが目の前に……。
「とりあえず基礎から……」
ペラペラと教科書をめくっていく理緒くんを思わず見つめてしまう……。
そしたら、
「なに?」
めっちゃ鬱陶しい顔でわたしに目を向けてきた。
「だって……メガネ」
「誰がガリ勉だっ!」
「痛ッ! 何も言ってないでしょ!」
容赦なくデコピンされたわたしは、思わず声をあげた。
「本読むときだけだ」
最初からそう言ってよ……。
ジンジンするおでこを押さえながら、理緒くんを軽く睨んだ。