PLAYTHING!!
「えーっ! とうとう卒業しちゃったの~?」
朝。
いつも通りに教室に入ったわたしの耳に飛び込んできた黄色い声……。
反射的にそちらに目を向けると、
同じクラスの女の子たちが輪になってキャピキャピ騒いでる。
その中心には、
少し顔を赤らめた、でも、顔をゆるゆるにしたクラスメートの原田さん……。
「おっはよー。朱羽」
「おはよ。……何かあった?」
既に登校していた香乃子と美那ちんに挨拶を返しながらも、視線は例の方から離せない。
「ん~? ……原田さんが卒業しちゃったらしいわよ?」
特に興味ナシって顔をした香乃子が教えてくれたけど……。
「卒業? 習い事とか?」
「あはは~。朱羽ワザと? 脱バージンに決まってんでしょ」
軽く笑い飛ばしながらの美那ちんのツッコミにわたしは、
「脱バッッ!!」
「ダメよ。叫んじゃ」
思いっ切り叫びそうになったのを寸でのところで香乃子に塞がれた。
「だって! 付き合って一週間くらいじゃ……」
確か、一週間前くらいにバイト先の大学生と付き合い始めたって騒いでたけど……。
朝。
いつも通りに教室に入ったわたしの耳に飛び込んできた黄色い声……。
反射的にそちらに目を向けると、
同じクラスの女の子たちが輪になってキャピキャピ騒いでる。
その中心には、
少し顔を赤らめた、でも、顔をゆるゆるにしたクラスメートの原田さん……。
「おっはよー。朱羽」
「おはよ。……何かあった?」
既に登校していた香乃子と美那ちんに挨拶を返しながらも、視線は例の方から離せない。
「ん~? ……原田さんが卒業しちゃったらしいわよ?」
特に興味ナシって顔をした香乃子が教えてくれたけど……。
「卒業? 習い事とか?」
「あはは~。朱羽ワザと? 脱バージンに決まってんでしょ」
軽く笑い飛ばしながらの美那ちんのツッコミにわたしは、
「脱バッッ!!」
「ダメよ。叫んじゃ」
思いっ切り叫びそうになったのを寸でのところで香乃子に塞がれた。
「だって! 付き合って一週間くらいじゃ……」
確か、一週間前くらいにバイト先の大学生と付き合い始めたって騒いでたけど……。