PLAYTHING!!
彼の本音(理緒視点)
今日、
アイツが初めて笑いかけてきた。
俺が勉強を教えていたのが功を奏して、小テストで良い点を採ったらしい……。
ちょっとはしゃぎながら俺に駆け寄ってきて、
まん丸い目を軽く細めた。
ピンクの唇から八重歯を覗かせて、答案を俺に差し出した。
正直、テストの点なんてどうでも良かった。
目の前にある笑顔。
八十点の答案なんかよりずっと価値があるから……。
やっぱり、今日のコイツは変だ。
最初はあんなに俺から逃げてたくせに、
自分から俺に体を近づけてきて、
ちっさい手で俺の手を握り締める。
照れくさそうに笑いながら、また八重歯を覗かせた顔が……ちょっと可愛い……。
左耳のちょっと上には、俺があげた蝶のヘアピン。
俺があげた日から一日も欠かさずにつけてる。
どんなつもりか知らないけど、
気に入ってくれてるんなら嬉しい……。
そんな感情が、コイツと居ると頭の中を占領していく。
ヤバい……。
こんなはずじゃなかった。
アイツが初めて笑いかけてきた。
俺が勉強を教えていたのが功を奏して、小テストで良い点を採ったらしい……。
ちょっとはしゃぎながら俺に駆け寄ってきて、
まん丸い目を軽く細めた。
ピンクの唇から八重歯を覗かせて、答案を俺に差し出した。
正直、テストの点なんてどうでも良かった。
目の前にある笑顔。
八十点の答案なんかよりずっと価値があるから……。
やっぱり、今日のコイツは変だ。
最初はあんなに俺から逃げてたくせに、
自分から俺に体を近づけてきて、
ちっさい手で俺の手を握り締める。
照れくさそうに笑いながら、また八重歯を覗かせた顔が……ちょっと可愛い……。
左耳のちょっと上には、俺があげた蝶のヘアピン。
俺があげた日から一日も欠かさずにつけてる。
どんなつもりか知らないけど、
気に入ってくれてるんなら嬉しい……。
そんな感情が、コイツと居ると頭の中を占領していく。
ヤバい……。
こんなはずじゃなかった。