moon~満ちる日舞う少女~【中】
勝「あぁ!!美月ちゃん、大丈夫だった?!理事長に呼ばれてたけど」
美「大丈夫だよ」
修「それにしても何の用だったんだ?」
美「転校して来てから、学校に慣れたかって」
勝「へぇ!いい理事長だね!…顔は見たことあるけど、どんな人か知らないよね?」
勝「確かにな」
亮「調べて見ますか?(笑」
勝「うわっ!びっくりしたよ!亮!!……って、亮が調べるの?」
え、でも確か、月龍のハッカーは…
亮「まさか。勝が調べるんですよ、ハンドネーム"コールド"」
そうそう。コールド。真輝に前聞いた時、すごいハッカーだって言ってたなぁ。…真輝曰く、真輝の方がすごいらしい。…私は固定ハッカーではないけどハッキングは普通にするな。
勝「コールドって言ってもなぁ……。クリアの方がすごいからね」
ードクンッーー
修「確か勝の憧れのハッカーだよな!」
勝「そうそう!けど今は名前聞かないなぁ」
ーードクンッーー
『✖✖✖』
『お前が✖✖✖✖良かったんだ!!!』
『✖✖を返せ!!』
『悪魔め!!!』
『✖✖を盗んだ死神!!』
ーードクンッーー
どうして?どうして、あなたはまた私を苦しめるの?……
…違う!!
苦しめたのは私。
壊したのは私。
私が✖✖たんだ……。
修「美月!!」
美「な、なに…」
修「喧嘩合戦だぞ!…一応この紐かけておけよ?…危ないから守るけど、怖かったら紐な諦めろよ?」
私は修也の言葉に返事をしたようなしてないような、わからないくらいに真っ黒になっていた。