moon~満ちる日舞う少女~【中】
〜瀬尾side〜
とは言ったものの…
さっきから攻撃が全然当たらない。…南君の時とは違う。明らかに強さの次元が違う。
勝てない。絶対に。…そう思わざるえない強さ。
瀬「はぁはぁ」
どのくらいたったか。…まだ5分くらいか。はたまた、20分くらいか。わからない。
美「瀬尾はさ、なんで夜舞に入りたいの?この学校なら月龍でもいいじゃない?」
月龍?…笑わせないでくれよ。…
瀬「確かに修也くんたちはいい人だし、仲間思いだけど、弱いんだ」
美「弱い?トップファイブのひとつにいうセリフじゃないね」
瀬「喧嘩とかじゃなくて、信念が。1つのチームのしての、心が。」
美「…」
瀬「だけど夜舞は違う。…俺はあんたの下で強くなりたいんだ。…舞月の志を、近くで見ていたい!」