moon~満ちる日舞う少女~【中】
美「うん。…瀬尾は強い。……スゥーー、舞月の名をもって命じます。瀬尾は只今から、夜舞の仲間を信じ、助け、夜舞のメンバーであることに恥じぬ戦いをしなさい」
最後に笑って手を差し伸べると、瀬尾はすごく驚いた顔をした後「はい!!」と私の手を握り返した。
瀬「それにしても、思ったよりあっさり…な、感じでしたね?」
さっきから感じてたんだけど、瀬尾は私のこと初めは敬語無しで馴れ馴れしく話しかけてたから、変な感じ。
美「だって、初めてだし」
瀬「え?!!今まで入ろうとした人たくさんいるんじゃないんですか?!」
南「うちは大体はスカウトみたいな感じやな。…それに、舞月と同じチームは恐れ多いって奴が多いんや」
瀬「なるほど」