moon~満ちる日舞う少女~【中】
総「すんません。…愛斗まで…」
愛「あはは。解雇してやろうかと思ったわ」
美「やれやれー」
すると黙っていた南が口を開いた。
南「あの!!理事長!!」
愛「んあ?」
南「理事長のお話よく聞かせてもらってます!!
…あえて光栄です!!」
愛「おう、そうか」
愛斗さんはふわっと笑って、南の頭にポンッと手を置いた。
愛「ちなみにどんな話だ?」
げ…。
南「えーっと、たまに馬鹿なとこもあって、抱きついてくるし…でも、いい人で体も心も強くて尊敬できる人って!!」
愛「…それは誰から聞いた?」
私は逃げ出そうとした所を愛斗さんに腕を掴まれた。
南「美月に!」
ーカァァァー
愛「美月ぃぃぃ!!」
愛斗さんは涙を流しながら、私に抱きつこうとしてきたので私は恥ずかしくて拳を奮った。
まぁ、当然よけられたけど。