moon~満ちる日舞う少女~【中】
ーガラガラー
修「よっ!」
毎度思うけど朝からちゃんと学校に来てる修也達はなんというか、不良らしくないな。……髪の色は不良らしいけど。
勝「おはよー美月ちゃん、香月」
香「はよー」
美「おはよう」
勝「ねえねえ覚えてる?!」
私は席に座りながら勝に顔を向ける。
勝「今日満月だよ!!!」
美「そうなの?」
修「あぁ!」
?…なんで少し嬉しげなの?
勝「あー美月ちゃん知らなかったね!」
いや、満月がどーたらとか私に関係ないことだから知らないよ。
修「満月の日にあらわれる月の妖精…」
ぶはっ!!なにそのメルヘンチックな呼び名!!
修「いつどこに現れるかわからない有名な伝説」
…はは…。…は、は…。
修「人々を救う髪の金色の少女」
待って。待って待って。…それ…
修「その名はーー」
香・修・勝「フルムーン!!!」
あ、はは…。
マジですか…