moon~満ちる日舞う少女~【中】





ーギュッー



美「これで、怖くない?」



修「…あぁ」



それからすこし沈黙が続いた。…何となく、気恥ずかしさがあったからか、それとも話題に尽きたのかは今じゃわかんない。



美「……修也手あつい…」



修「…美月は冷たいな…」



修也の体温が私に伝わる。…少し目をそらして、外を見る。そしたら修也がぎゅっと手を強く握った。…私はただそれを手で感じていた。











< 203 / 292 >

この作品をシェア

pagetop