moon~満ちる日舞う少女~【中】
2回目の倉庫だなぁ。
美「ねぇ、陸たちは?」
修「連絡したから後から来ると思う」
そっか。…
ーガラッー
「「「ちーーーす!!!!」」」
修「よっ」
美「お、おじゃまします」
そういうと下っ端君たちはキラキラした興味津々な顔で私を見ていた。
香「美月?上行くけど」
美「ごめん!先行ってて!」
そういうと修也と勝、香月はわかったといって上にいった。
美「えっと、なに…かな?」
あんまりにも見られてるので聞かずにはいられなかった。
この光景はまさに、幼稚園に高校生が行ったら、じーっと見られるあれに似てる。
?「あ、あの…」
美「ん?」
?「名前は…」
そういえば名乗ってなかったな…。けど距離をとると決めたのに、名前教えていいのかな?
名前って呼ぶだけで情が湧きやすいものだから。
けど、守ってもらうってことになってるから教えないとおかしいよね?
美「大鳥美月です」
慶「美月さんですね!俺は前川慶です!」
美「慶だね。よろしく」
?「あ、あの!美月さんは誰かと付き合って…?」
あー。あの時事情せつめいしてなかったよね!
美「違うよ!実は…」