moon~満ちる日舞う少女~【中】
ーー…
総「うっ…」
修也に肩をかりて、今にでも倒れそうにしているのは飲みすぎの宮野だ。
私は渡された財布から札を抜き出して、レジにだす。そしておつりを受け取ると、お店を出た。
修「おーし解散だー!」
声を出すどころか立つことさえままならない宮野に代わり、修也がおひらきの言葉を告げた。
勝「総さん、大丈夫ですか?」
総「だいじょう……ウプっ」
香「ギャー!やめてくださいよ?!総さん!」
総「お、大鳥ぃ…」
美「なんですか…」
総「水…っ。買って……」
ヤバイ。本能が警報をだしている。私は急いでコンビニへはしった。
美「水…!」