moon~満ちる日舞う少女~【中】
修「んじゃ、陸にもメールしとくな!」
勝「うん」
ちらっと香月を見ると複雑そうな顔をしている。…そんな香月を見ているのは私だけでなく、亮も見ていた。
1週間後、私は月龍とは縁を切る。…多分それだけじゃダメなんだ。…
亮は危険。…なんだか、私が近づくと周りが変わりそうになる。
修「美月」
美「ん?」
修「そういえば美月って誕生日いつだっけってふと思ったんだけどさ」
美「私?私は12月25日だよ」
勝「え?!クリスマスだ!!」
亮「っていうか、香月と同じ日ですよ」
勝「あっ!ほんとだ!!香月知ってた?」
香「えっ?あ、あぁ」
美「中学の時、誕生日同じってことで仲良くなったんだよね!」
香「ああ。そうだっけ?」
美「もう忘れたの?…」
勝「香月と美月ちゃんは名前も似てるよね!」
美「そうそう!それも仲良くなった要素の1つだよ!」
勝「へぇ!!…そういえば美月ちゃんはどこの高校から来たんだっけ??」
美「…境南だよ!」
修「境南?!!夜舞幹部がいる学校じゃねぇか!!」