moon~満ちる日舞う少女~【中】
総「今回から喧嘩合戦のルールが変わった!」
修「は?!なんでっすか?!」
総「理事長が決めたことだからなぁ。俺わかんなーい」
殴ってやろうか?
宮野は私の方をみながらニヤニヤしながら言ってきた。
総「今回は、組ごとにじゃなく、個人で戦ってもらう。…そして、棄権はなしだ」
勝「ぇ?!撫子はともかく美月ちゃんはどうするんですか?!!」
総「それは問題ねぇだろ……((ボソッ」
おい、私が1番近い場所にいるからってほかのみんなに聞こえるかもしんねぇだろーが。
私はなんも反撃できないと思っている宮野を睨みにつけた。
総「ーっ!……ま、まぁ、大丈夫だ!…ゴホンっ…今回はある紐を首にかけてもらう。んで、それを取られたら負けだ。たくさん取ったやつが勝ち!…紐を渡せば狙われることはない。だか、紐は今までの競技の点数そのものだから、とられれば組の点数も取られるってことだな」
修「まじかよ…」
総「ま、お前らは陸たちと協力してもいいぞ」
修「いや」
香「もちろん、敵に決まってる!」
美「でもさぁ、みんなより出る競技が多い分、点数も多い可能性あるんじゃない…んですか?」
総「ぶふっ!!……くくっ…い、いや……ごほんっ。まぁ、そういうことになるかもな」
勝「大変だねぇ。…美月ちゃんは多分点数たくさんあるだろうけど、もう渡してもいいよ?危ないし」
美「うーん…そうさせてもらおうかな」
総「先生もそう思うぞ?(笑)」
美「ですよね?(黒笑」
総「あ、あぁ…(苦」
香「…?……んでもまあ、それがいいな」
香月的には、私が戦うのは避けたいんだろうな。…舞月ってバレるからな。