moon~満ちる日舞う少女~【中】
あっというまにご飯を食べ終えてた部屋に戻ってきたら…
ーコンコンー
美「はーい」
ーガチャー
美「香月?」
香「姉ちゃん、あのさ…」
やっぱり…。
香「姫のこと…」
美「うん」
香「俺は姉ちゃんが舞月だってことを疑ってるわけじゃねぇ。強いんだろうなってわかってる。けど…俺は姉ちゃんになにかあったら…っ」
美「…大丈夫だよ。大丈夫。…私が姫になったのは陸に言われたから。…私になにかあれば修也が責任に感じるだろって。……だからなっただけ。」
香「姉ちゃん……」
美「私は香月だけは裏切らないって言ったでしょ?悲しませたりしない。…」
半分本当だけど、半分嘘。
香「俺も、姉ちゃんのためなら全て捨てられる」
香月……
美「ぶ!!!あはははははは!!!!」
香「なに笑ってんだよ!!」