moon~満ちる日舞う少女~【中】
?「あ、あのー!総長…」
修「…あ、哲?…どうした?」
教室のドアのところにきたのは多分下っ端の男の子。…この前はいなかったよね?
哲(?)は私をみると焦ってペコッとしたので私もペコッと返した。
クラスのみんなもこんなことたまにあるのか全然気にせずガヤガヤしている。
勝「なんだったの?」
修也が戻ってきてすぐ勝は聞いた。
修「西欧を見張らせてるんだけど、動きはないってよ」
勝「見張らせてたの?」
修「ああ」
勝「んでも、まだ動かないかぁ。…少し変だよね」
少し鋭いな…。まぁ、さすがトップファイブの1族と言うべきか。
勝「あ、でも大丈夫だよ?美月ちゃん!…」
修「ああ。守るからな」
美「うん」
守る。かぁ……何度言われても…
吐き気のする言葉。