気になる彼は同居人!?

どうしてそうなるの!?



そう思っている間にも私はズルズルと引きずらる。




「ちょっと離して!」





「…うるさい」




「自分で歩けるから!」





そう言うとパッと手を離す陸君。自分で歩けると言ってしまった以上、ついて行かない訳にもいかなくて、後ろをついて行くと、4階の1番奥の廊下で足を止めた。





「まぁ、ここでいっか。重要な事、お前に言ってなかったと思って」




「な、何よ」




重要な事と言われ検討もつかない私は、心の準備も出来ずに変にドキッとした。
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