気になる彼は同居人!?

耐え切れず叫ぶと、その言葉に振り返った陸君に体当たりした私。
そのおかげで2人で転倒。




あれ…おかしいな。転んだらもうちょっと痛いはずなのに、どこも痛くなーー……




「…痛い」




「うわぁっ!ご、ごめーー…」




私の下敷きになった陸君がいたから痛くなかったんだ…。
陸君が仰向けになって転んでいて、その上に私が被さるようになっていて、顔の近さにドキド………




(もしもーし乃愛〜?)



ドキドキする前にこの状況説明してもらうんだった!!


上半身だけを起こして携帯を握り直す。



「ちょっとお母さん!」




一連の流れを話すと、何故かお母さんは笑っていた。
< 7 / 61 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop