気になる彼は同居人!?
耐え切れず叫ぶと、その言葉に振り返った陸君に体当たりした私。
そのおかげで2人で転倒。
あれ…おかしいな。転んだらもうちょっと痛いはずなのに、どこも痛くなーー……
「…痛い」
「うわぁっ!ご、ごめーー…」
私の下敷きになった陸君がいたから痛くなかったんだ…。
陸君が仰向けになって転んでいて、その上に私が被さるようになっていて、顔の近さにドキド………
(もしもーし乃愛〜?)
ドキドキする前にこの状況説明してもらうんだった!!
上半身だけを起こして携帯を握り直す。
「ちょっとお母さん!」
一連の流れを話すと、何故かお母さんは笑っていた。