記憶が無くなっても君が好き
Part 1
新学期
新学期。
それは毎年のように訪れる。
って言ってもあと何回かすれば卒業式。
周りの友達は彼氏だのなんだの言ってるけど、
私には縁がない話だからスルーせざるおえない。
なんて思いながら終えるHR
一応進学校のうちの学校。
生徒はそこそこ多い。たぶんマンモス校。
「ねね、美麗」
今話しかけてきたのは近衛結生(このえゆき)。
謎多き人間であり幼馴染み。
「結生は人生楽しそうでいいねー」
「雛乃相変わらず可愛かった!」
私のディスりに近い一言はスルーなのね…。
雛乃って言うのは私の妹の花袋雛乃(かたいひなの)。
恋愛小説とか恋愛ドラマとか…
とにかく恋愛と名のつくものはなんでも好き。
例外もあるらしい。
「それで?用はそれだけ?」
「あ、忘れてた…んとね、ちょっと待ってね」
それは毎年のように訪れる。
って言ってもあと何回かすれば卒業式。
周りの友達は彼氏だのなんだの言ってるけど、
私には縁がない話だからスルーせざるおえない。
なんて思いながら終えるHR
一応進学校のうちの学校。
生徒はそこそこ多い。たぶんマンモス校。
「ねね、美麗」
今話しかけてきたのは近衛結生(このえゆき)。
謎多き人間であり幼馴染み。
「結生は人生楽しそうでいいねー」
「雛乃相変わらず可愛かった!」
私のディスりに近い一言はスルーなのね…。
雛乃って言うのは私の妹の花袋雛乃(かたいひなの)。
恋愛小説とか恋愛ドラマとか…
とにかく恋愛と名のつくものはなんでも好き。
例外もあるらしい。
「それで?用はそれだけ?」
「あ、忘れてた…んとね、ちょっと待ってね」