青空
それを気づかないふりをしてため息をつく


「やっぱなんか考えてる」


「教科書見せてあげないよ」




とからかってみた。


「今日は、持ってきてるけど」とペラペラさせながら教科書を見せびらかしてきた。




「教科書持ってるし。えーつまんない」



私はまた外を眺める。



やっぱり私は誰かといるよりも、1人でいた方が良いのかなそんなふうに考えた。




授業が終わり屋上で美樹とお昼を食べいつも繰り返し、そうだと思ってた。


てか そうであって欲しかった。



だが





現実は違った。
< 5 / 25 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop