それゆけメガネっ子!
そんなことを思いながら走って荷物チェックの所までいった。

まだ列に並んでるだけだけど。

もちろん風紀委員長様の列は全力で回避した。

もちろん七瀬もりゅうも回避してる。2人ともわざわざ怖い人の場所は行きたくないらしい。

なんだみんなチキンじゃないか。

そんな感じでボケーと突っ立ってた。

「おい。なぜ俺の列にこない。早急に終わらせたいんだ。もっと均等に並べ」

低いがとてもよく通るイケボがきこえた。

うむ。声だけならヒナくんより好きかも。いい声だ。やばいね。堪らないね。

してそんな声を出したお人はだれですかな?

そんな思い出そっちを見たら委員長様だった。

そして運悪く丁度委員長様もこっちを見てたらしくバチッと目が合ってしまった。

これはやばい。冷や汗を垂らしながらごく自然にすっと目をそらしてみた

たのむ。やめてくれ。

「おいそこの茶髪のメガネ。こっちへ来い。」

…………。いやこれはほかの人かもしれない。

もし私でもむり。本当に勘弁してください。

全力で下を向いたけどこれでもし私だったら怖いので目だけで周りを確認してみた。

私以外the茶髪って人いなかった。メガネはいたけど。
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