それゆけメガネっ子!
「お前らなにやってんの?」

そしてまた裏から声が。

「りゅうかおはよう。今七瀬と戦ってた」

「山本おはよう。」

「はよ。てかお前ら目立ってるぞ。さっさと荷物チェック受けて教室行った方がいいんじゃねーの?」

「は!忘れてた……。はぁサヨナラゲーム機」

そうして私はとぼとぼ歩き出した

「なにあいつ?ゲーム機もってきちゃったの?馬鹿だな。昨日先生いってくれてたのに」

「それは言わない。まずあの子がきいてるわけないでしょ。」

ちょいちょいおふたりさん?知ってたなら教えようよ!?あとヒソヒソ話してるつもりでも全部きこえたよ!?

「知ってたなら教えてよおばか!!」

「「聞いてないのがわるい」」

「うわーん!!」

あいつらなんかしるか!

うわーん!うわーーん!!!

そうして私は荷物チェックの列まで走り出した。

裏から爆笑する声が聞こえてが無視だ。

私は何も聞こえない!
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