黄金のラドゥール
神官長とラドゥール
面会は、何の問題もなく進められた。







その夕刻、、





「やはり、

このままでは帰れません。」


「神官長様?どうかされたのですか?
そろそろ戻られませんと、夜のお祈りに遅れてしまいますよ?」

神殿へ帰るはずのミムリの姿はまだ城内にあった。
神官リトを伴っての登城だった。
「あなたは先に帰っていてください。私はもう一度ラドゥールに、」

「ラドゥール様のところへ行かれるのですか?!ぁぁ、、ラドゥール様はお美しい方でしたね、、ラドゥール様のいらっしゃる塔は、、あちらでしたでしょうか??」

「いえ、お待ちなさい、あなたは先に帰っていていいのです!!」

率先してそちらへ向かおうとするリトを追いかける。

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