黄金のラドゥール
赤い星
多くの書物が並べられ古めかしい香りのする部屋でミムリは磨き込まれたテーブルに向かっていた。脱いだばかりのロープは椅子の背にかけられたままだ。窓からは夕陽が差し込み始めている。
廊下からいくつかの足音が響いて来た。
ミムリは急いで立ち上がった。と同時に、
扉を叩く音がした。
神官に案内され姿を現した彼にミムリは丁寧に礼をした。
「お呼び立てして大変申し訳ありませんでした。どうぞこちらへお掛けください。」
漆黒の髪に青い瞳、深い紺色のマントで姿を覆ったコウジュンと、ガインだった。
コウジュンは案内役の神官が行ってしまってから、口を開いた。
「要件を聞こう。」
夕闇が迫る。コウジュンは夜になる前にどうしてもハルのそばに帰りたかった。
廊下からいくつかの足音が響いて来た。
ミムリは急いで立ち上がった。と同時に、
扉を叩く音がした。
神官に案内され姿を現した彼にミムリは丁寧に礼をした。
「お呼び立てして大変申し訳ありませんでした。どうぞこちらへお掛けください。」
漆黒の髪に青い瞳、深い紺色のマントで姿を覆ったコウジュンと、ガインだった。
コウジュンは案内役の神官が行ってしまってから、口を開いた。
「要件を聞こう。」
夕闇が迫る。コウジュンは夜になる前にどうしてもハルのそばに帰りたかった。