黄金のラドゥール
白い箱
「ハルが危ない!」
コウジュンはユンハ、ガインと駆け出した。












その頃ー、、




「国王の侍従は再度蛇香を嗅がせ戻らせました。
ラドゥール付きの侍女は途中で眠らせ置いてきましたので、コウジュン皇子がここへたどり着くことはないでしょう。」

「そうか、そうか。で、それがそれか?」

「はい。眠らせ箱詰めに致しております。」

「確かに眠っておるのだろうな?」


からだが、、

重い、、

「はい。蛇香を嗅がせてありますので。」


頭が、、ぼんやり、、す、、


ここはー、、、?

何も、見え、、な、、



「それは?」

「侍女が持っておりました。」


だれ、、


「そのまま式に向かうつもりであったのであろう。では持たせてやろう。」
「お入れになるので?」

「婚姻の儀式なのだ、飾りはいくらあってもよい。華やかになる。くっくっ、、」

だれ、、?


、、まぶし、、っ

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