黄金のラドゥール

「ん、、?どういうことだ、薬が足りていなかったか?」

「これは、、すぐに薬の追加を」



だれか、、!

「おや、叫ぼうとしているのか?
無駄なことを。
誰も来はしない。辞めておけ。
それよりも、そのまま少しお眠り。花嫁よ。」

ばさっと何かが胸に押しつけられ、
口元と鼻にも何かがあてがわれる。


!!!!!

ぱたん、と音を立て目の前が再び暗くなった。






ほどなくしてハルの意識は暗い深淵へと落ちていった。

まさか自分が豪奢に飾り付けられた白く細長い箱に、横たえられているとは知らずにー、、


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