黄金のラドゥール
腹をくくると何だか気持ちが晴れてくるようだった。ハルは周りを見回した。

そこにはぽかんとする面々。




「ぁ、、」



真っ白な肌が一気に紅潮してゆく。





「まぁ、、


お可愛いらしい、、」
アユールがつぶやいた一言が
一層ハルの火照りを進めた。

熟れた果実のように真っ赤になった。

「もういいだろう。」
コウジュンはぐいっとハルを腕の中に引き込むとそのまますっぽり隠すように覆った。
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