黄金のラドゥール
「政略結婚、、

でもそれは正妃でなくても、
側室を持てって言われても同じなんじゃーー」

「するどいな。

だがそれは問題ない。
側室の決定は私に権限がある。」

青い瞳はまっすぐにハルを捉える。
「私は正妃以外、娶らないと決めている。」


ハルの胸がどきんと大きく音を立てる。
『だから、この瞳は私を見てるわけじゃなくて、生き延びるためなのに、、』


「側室も王室の血筋を保たれるには悪いことではないのですが。」
ガインがこぼすように言うのを
コウジュンは全く取り合わないようだ。

「だがハル、お前は天から来た。」
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