黄金のラドゥール
抱きしめる腕に力がこもる。
薄茶の瞳が見上げる。
「コウジュン、まだ日も暮れてないよ?!」

『この娘には危機感がないらしい。』コウジュンは息をついた。

「これからは私もこの部屋で過ごす。

アユール、日暮れ前にはカーテンを閉めておくように。」





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