黄金のラドゥール
執務室の椅子で眠るより快適って、、
まさか皇子なのに、そんなところで眠ることなんて、、
「ん?ちょっと待って?
それって私にベッドを譲ってくれてたから??
もしかして今までそこで寝てたの?
コウジュン?!」
なんで他の部屋で眠らなかったの?
こんなに立派なお城なんだし、ベッドなんて他にもたくさんあるだろうし、、
「なんで?!
なんでー???!!」
ゆすって起こそうとしたが、逆に押し倒されそうになり、ハルは一目散にベッドに逃げ込んだ。
コウジュンの思惑通りである。
「そこでお休み。」
「コウジュン、
いろいろ、、ありがとう。」