黄金のラドゥール
寵愛の姫①
「コウジュン様、そろそろお時間です。」
「わかった。ハル。」
「コウジュン、やっぱり私、、」
今日もうすでに何度か繰り返されているやり取りだった。
「私は行かないほうがいいと思うの。」
コウジュンは毎朝、大臣らとの会議に向かう。この数日、その会議にコウジュンはハルを伴っていた。だが今朝は、なぜかハルは同行することを拒んでいる。
ガインはハルに耳打ちした。
「ハル様、ユンハが戻るまでのあと数日のことですので、どうかそれまでは。」
ハルの同行はコウジュンの決定だった。
ユンハが任務で城に居ない間、コウジュンはハルの警護を他の者に任せず、自らが兼ねるとした。だから会議の間でさえも同席させていた。
それはユンハが戻るまでのあと数日、
のはずだった。
だが頑なに拒否するハルをみて、ガインは、ユンハから受けた連絡のことは伏せていようと決めた。それは「帰城にもう少し時間がかかりそうだ」という連絡だった。
「わかった。ハル。」
「コウジュン、やっぱり私、、」
今日もうすでに何度か繰り返されているやり取りだった。
「私は行かないほうがいいと思うの。」
コウジュンは毎朝、大臣らとの会議に向かう。この数日、その会議にコウジュンはハルを伴っていた。だが今朝は、なぜかハルは同行することを拒んでいる。
ガインはハルに耳打ちした。
「ハル様、ユンハが戻るまでのあと数日のことですので、どうかそれまでは。」
ハルの同行はコウジュンの決定だった。
ユンハが任務で城に居ない間、コウジュンはハルの警護を他の者に任せず、自らが兼ねるとした。だから会議の間でさえも同席させていた。
それはユンハが戻るまでのあと数日、
のはずだった。
だが頑なに拒否するハルをみて、ガインは、ユンハから受けた連絡のことは伏せていようと決めた。それは「帰城にもう少し時間がかかりそうだ」という連絡だった。