沢山の初めて
必死にすがる目の前のこの人は、本当に(元になるはずだった)旦那様かしら?
もう一度だけ信じてみてもいいのでしょうか。
一生懸命なこの顔は可愛いとは思いますが。
『……わかりました。帰りましょうか。』
「本当か?!やった!すぐ連れて帰る。」
私を抱き締めたまま、子供みたいにはしゃぐ旦那様。
満面の笑みを初めて見ました。
思わず私もつられて笑顔になりました。
「雛菊笑った。可愛い過ぎる!」
これからも沢山の初めてを見せて、見せられて、幸せになりましょうね。
『さっ、家に帰りましょう、零(れい)。』
あら?
旦那様、固まってます。
じっと顔を見ていると、だんだん耳まで赤くなってきて…。
「名前っ!」
はい、初めて呼びました。
本当の夫婦になるまでは呼びたくなかった…私のただの意地ですね。
「もう一回呼んでくれ!」
『零、好きですよ。』
「オプションついたー!そっちの方が嬉しい…死ぬ。」
あらあら。踞ってしまいました。
もう一度だけ信じてみてもいいのでしょうか。
一生懸命なこの顔は可愛いとは思いますが。
『……わかりました。帰りましょうか。』
「本当か?!やった!すぐ連れて帰る。」
私を抱き締めたまま、子供みたいにはしゃぐ旦那様。
満面の笑みを初めて見ました。
思わず私もつられて笑顔になりました。
「雛菊笑った。可愛い過ぎる!」
これからも沢山の初めてを見せて、見せられて、幸せになりましょうね。
『さっ、家に帰りましょう、零(れい)。』
あら?
旦那様、固まってます。
じっと顔を見ていると、だんだん耳まで赤くなってきて…。
「名前っ!」
はい、初めて呼びました。
本当の夫婦になるまでは呼びたくなかった…私のただの意地ですね。
「もう一回呼んでくれ!」
『零、好きですよ。』
「オプションついたー!そっちの方が嬉しい…死ぬ。」
あらあら。踞ってしまいました。