嘘つきな恋人
「結婚したら、…仕事はほどほどにしたい。」と思いきっていうと、

「仕事は美鈴が思ったようにしていいけど…俺は子どもがほしいな。」と裕人さんは笑っていう。

「…はい。」と私も裕人さんに微笑み返す。


「…なんか、エロイ話になってない?」とドラゴンが口を出す。

「なってません!」と私が赤くなって怒ると、

「そう?俺はベッドのお誘いを快諾されたと思ってるけど?」と裕人さんは笑う。

「そういうことじゃないでしょ。」

「リン、コドモの作り方ってもしかして知らない?」

と裕人さんが大袈裟に驚いて、周りは呆れて顔を背ける。

私は恥ずかしくて更に真っ赤な顔になり、口をパクパクしてしまう。


もう!やっぱり意地悪だな。

裕人さんは私の反応を楽しんでクスクス笑っている。


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