嘘つきな恋人
長く感じた仕事の時間がやっと終わり、

引き続きを済ませ、

家に帰ってシャワーを浴びた。


美鈴の部屋に寄ってみたけど

いつも使っているバッグがなかったから、

今日は仕事なんだろう。

あいかわらず、片付いた部屋だけど、
ベッドが少し乱れていたし、朝食を食べた形跡はない。



きっと美鈴を泣かせてしまったよな。



もう、嘘はやめて全部話そう。

もし、許されたら直ぐにプロポーズしよう。



俺は美鈴がいない生活は

もう考えていないのだから…



美鈴に隣で笑って欲しいと…

楽しい時も、悲しい時も

一緒にいたいと

ずっと側にいて欲しいと

そう、願ってた。


こんな風に思わせてくれたのは

美鈴だけだよ。


そう、

美鈴に、話して許してもらおう。



許してもらえるまで、何度でも

謝ろう。

そう決めて、美鈴が昨日いたはずの

Dragonに向かうことにした。


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