嘘つきな恋人
止まらない自分の声が恥ずかしい。

三島さんはベッドをきしませ、確実に私を追い詰めてくる。

身体は燃えるように熱くなって溶け出してしまいそうだ

三島さんも熱い息を吐きながら私のからだに汗の雫を落としている。


私は三島さんの背中を抱いて、何度も声を上げ続けた。

目の前が真っ白くなる。

三島さんは私の腰を強く引き寄せ、深く抱いて私の上に倒れこんでくる。


しばらく息を整えていた三島さんは
「美鈴、俺たち相性がいい。」と笑った声で言って、起き上がり、
シャワー浴びに行ったみたいだ。

好きとか、愛してるとか嘘でも言われたくなかったので

少し安心して目を閉じた。


しばらくすると三島さんが戻ってきて、

「俺って結構飢えた状態なんで、もう一回付き合って。」と起こされ、

もう一度交わる。

今度は上になって。とか途中で言われ、少し戸惑うけど、

「いいじゃん、減るもんじゃなし。」と笑った声で言われてつい笑ってしまう。

ぐるりと身体を繋げたままで私を起き上がらせ、

下から、腰をつきあげてくるので、

思わず甘い声を出すと、

「美鈴の声が好き」

と言って、私の腰を支えリズミカルに動き出した。
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