君を縛る歌
「朱莉ー!!おっはよー!!」


大きな声で私を呼ぶのは白川舞

「おはよう舞ちゃん!」


その声に私も返す


舞ちゃんは私の幼馴染で可愛くて明るくて社交的。私の憧れだ。


近所に住んでいて一緒に登下校している


「もう春休みがあけちゃったよ〜。早いよね春休みって。」


舞ちゃんがだるそうに話す


「本当に早いよね。私なんて昨日休みが恋しかったのかもう夏休みの夢を見ちゃったよ。」

「へぇ〜どんな夢?」


私は昨日の夢について思い出しながら話す。


真夏の日に綺麗な海で誰かについていく夢


夢なのになぜか鮮明に覚えていた


「こんな夢を見たからさ〜私海に行きたくなっちゃって!夏休み海に行けたらなぁ〜。」


「そんなお金ないよ。プールで我慢しよう。っていうか新学期始まったばっかりなのにもう夏休みの話なんて気が早すぎない??」


「新学期嫌だなぁ〜。」


なんて会話を2人でしていた。休み明けは確かに辛いけど舞ちゃんといれる毎日は楽しい
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