ずっと一緒だよ
隼人はやさしいなー。俺は感動していた。翼も良い奴だけど隼人は別格にいいやだ。　　

２限目の国語の時間。席が後ろの隼人がなにやらメモ用紙を俺に渡してきた。

「今日、紅白戦だから彩夏さんに見に来てもらいなよ！」

と書いてあった。俺は後ろに振り返り小声で無理だよと言った。
翼にも相談しようと思ったけど……

「ガーガー！」

いびきを掻いて寝ている。ライオンみたいないびきだな。さすが翼だな。
そして昼休み。

「どーすんだよ？いわないのかいうのかはっきりしろや！ボケ！」

激しく殴られている。俺。隼人が止めに入ってくれた。

「俺らもついていてあげるから言いにいこうよ！翼も来てくれるよね？」

隼人は翼に聞いた。翼は殴るのをやめ、うなずいた。
「ほら。陸！いいとこ見てもらおうよ！」

俺はしぶしぶ言うことに。その前に俺は隼人を尊敬した。あの…あの凶暴なライオン、翼を手懐けてしまうなんて隼人は猛獣使いだと俺は思った。
そんなことを思っていると目の前には彩夏さんが立っていた。
足も長くきれいな足。背は160センチくらいかな？
俺はマジマジと彩夏ちゃんを見入ってしまった。
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表紙・目次

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