どんとこい背後霊
結局、何も変わらないんだ

誰も頼りにならない

そして、私自身、底知れぬほど無力だ

そう…そんな無力な自分に…何も出来ない自分に…

両手の拳を握りしめる

拳の中で、爪が突き刺さる

どす黒い 怒りを覚える

ピキ…ピキピキ…

いつもの、あれだ。来た。

『いっとーさい、ダメだよ』

『まこと…』

『いっとーさい、ダメ、
今は、やめて』

『まこと…まこと…』

「やめろ、やめろ!
やめろおおおおおおおおおっ!」

はっ!

クラスの全員が、驚きの表情で 、私を見ている
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